梅光児童園について
キリスト教信仰に基づく設立の意味を継承し、
暮らしの中から子どもの最善の利益を図る
「子どもと共につくる安心・安全な暮らし、希望のもてる暮らし」
- 身近な大人への安心・信頼から、自分を信じる力へ
してあげることからできるようになる - 1対1の関係から、ホーム内の関係へ
ホームの中で、お互いを認め合い仲間と協力できるようになる - ホームから地域へ
地域の中で、様々な経験を積みながら責任を果たせるようになる - ホームから自立へ
社会とのつながりの中で、自分らしく生きていけるようになる
歴史
明治38年 | カナダメソジスト教会派遣のD.R.マッケンジー宣教師が、日露戦争従軍遺児の救済をカナダ合同教会に提案し、救済事業を始めた。 当時は「金沢育児院」と称していた。 |
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大正5年 | 屋舎修理の他数棟増築を行い、各棟に保母を置き家庭的養育に留意した。 |
昭和20年 | 経営困難に陥っていた金沢育児院を解散改組し、財団法人「梅光会」を設立し事業を継承した。 |
昭和23年 | 児童福祉法の施行により養護施設として認可された。 |
昭和27年 | 社会事業法施行により社会福祉法人として認可され、養護施設を「梅光児童園」と称する。 |
昭和32~ 33年 |
全舎建て替えを行い、児童居住棟を8棟にした。 |
平成元年 | 全舎建て替えを行い、現在の居住棟5棟を新築した。 |
平成9年 | 児童福祉法の改正により、養護施設は児童養護施設となる。 |
平成25年 | 5棟の台所を対面キッチンに改修した。 |
平成27年 | 親子関係構築ルームやカウンセリングルーム、地域子育て支援への活用のため、ふじ棟を改修した。 |
令和2年 | 法改正に伴う多機能化・高機能化にむけて、さくら棟、いちょう棟、もみじ棟、たちばな棟の大規模改修を行った。 |
園長あいさつ
わたしたち梅光児童園の歴史は、1905年にカナダメソジスト教会派遣の
D.Rマッケンジー宣教師が行なった日露戦争従軍遺児の救済事業から始まり、
児童福祉法の施行よりずっと前から多くの孤児や貧困児を受け入れてきました。
以来、多くの困難もありましたが、建物は幾度の改修・建て替え工事を経て、
事業の幅も広げ、常に子どもたちにとってより良い環境を求め、今も変化を続けています。
時代の変遷を経て、児童養護施設入所の理由も変化しました。
尚、社会的養護の必要な子どもは増えています。
未来を担う子どもたちは、常に現代社会の不安にさらされているのです。
しかし、梅光児童園には、設立から100年以上経った今も、変わらないものがあります。
それは、子どもたちのしあわせを願い、安心・安全な暮らしを守り、
自立に向けた健やかな成長を支える心。
私たちは変わらない心で、変わりゆく社会の課題を受け止め、子どもたちを守り、育てます。
梅光児童園 園長
大塚 哲司