私たちにできること
梅光児童園では2歳半~18歳 (必要な場合は20歳) までの子どもたちが生活しており、地域の学校や幼稚園に通っています。
子どもたちが暮らす「家」としてだけではなく、外部機関と連携し、地域の子どもたちへの支援も積極的に行っています。
子どもたちが暮らす「家」
子どもたちにとって、梅光児童園は日々生活する「家」であり、共に過ごす職員は家族のような存在でもあります。
安心して毎日が過ごせるように、子どもたちの生活に寄り添っています。
そして、家庭へ帰ったり、夢と希望を持って社会へ巣立っていくことを支えています。
小舎制
梅光児童園は家庭的養護を目指し、
伝統的に6~8人ずつの小舎制の形を取っており、
現在は3棟の小舎(ホーム)で生活しています。
ホームの中には生活に必要なユニットがそろっており、
子どもたちは基本的に個室で生活しています。生活
朝起きて「おはよう」。
朝ごはんを食べて「いってきます」。
学校から帰ってきて「ただいま」。
遊んだ後はみんなで 食卓を囲み「いただきます」。
各々自分の時間を過ごし、
翌日の準備をして、「おやすみなさい」。
ふつうの暮らしが営まれています。自立支援・アフターケア
実際に一人暮らしができる自立支援棟を完備し、
子どもたちが安心して
巣立つことができるように支援します。
“いつでも帰れる場所”として、
卒園した子どもたちが気軽に立ち寄ることが
できる環境を整えています。心理ケア
心理療法担当職員が必要に応じて、
子どもの相談にのったり、
遊びなどを通して個別的な関わりを行っています。
地域の子どもへの支援
地域と連携し、外部の子どもたちへ向けた取り組みも進めています。また、里親支援も行っています。
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サッカー教室
公民館と連携して、地域の子どもたちを広く受け入れる
サッカー教室を開催しています。 キッズカフェ
地域の子育て支援ボランティア
「こだつのクローバー」さんが主催する
キッズカフェのお手伝いを、
地域支援職員が中心となって行っています。
子育て親子が気軽に集まって、交流したり
子育ての不安や悩みを相談できる場を提供しています。あっとほーむ『さくら』
2020年9月から、地域の子どもを対象とした
学習支援を始めました。
大学生のお兄さんやお姉さん、
地域のボランティアさん、園の職員が一人ひとりに寄り添い、
勉強したりお話したり、のんびりくつろいだり…。
子どもも大人も“ほっ”とできる居場所を目指します。地域支援職員の配置
子育て支援ボランティアや
民生委員の方たちと協力しながら、
地域で安心して子育てができる環境づくりを行います。
里親支援事業
- ●里親とは
- 様々な事情により自分の家庭で生活することができなくなった子どもを、自らの家庭に迎えて愛情をこめて養育する方のことです。里親になるには、児童相談所等による調査や研修を経て認定を受ける必要があります。
里親には、生活費や教育費など子どもの養育に必要な経費が支給されます。
- ●里親支援の内容
- 梅光児童園では里親支援専門相談員を中心に様々な里親支援を行っています。
里親について興味を持たれた方は、お気軽にご相談ください。
啓発・リクルート
地域の方々に社会的養護や里親制度について理解してもらうための啓発活動や、里親について興味を持ってくださった方への説明等を行います。
研修・トレーニング
里親になるための研修や更新研修のほか、小舎制の特徴を生かした養育体験を実施しています。
支援・交流
訪問や電話相談を通じて里親に寄り添い、子どもの成長を一緒に見守ります。
また、学習会や交流会を開催し、里親同士・里親と関係機関の交流の場を提供します。施設機能の活用・各関係機関との連携
園内にある心理療法室や家族関係再構築ルーム、ショートホームなど里親支援にも活用します。
児童相談所のほか地域の学校や医療機関と連携し、里親と子どもを中心とした“チーム養育”の実現を目指 します。